現在私たちが使っている暦をグレゴリオ暦といいます。
1年の始まりは1月1日ですよね!
でも世界で使われていた暦には、1月1日スタートでないのも実は多いのです。
こちらでは、カレンダーのスタートはいつなのか?そして月名は人名が由来だったことについてまとめました。
カレンダーのスタートはいつ?
世界で昔から使われていた暦には、春から1年が始まるというものがとても多いです。
「立春」は西洋占星術でおひつじ座がゼロ度になる日。
この日から1年が始まります。
近代的になる前は、農耕や漁業など自然とともに生活することが多かったですから、種まく季節=春が1年のスタートになったのですね。
その名残は、英語での月の呼び方に残っています。
古代ローマでは3月から1年が始まりました。
9月は『September』。
ラテン語の『7番目の月』という意味の言葉から『September』といわれます。
同様に10月は『October』。
8番目の月という意味です。ちなみにタコは英語でoctopus。タコには8本の足がありますよね!
11月、12月も同じような理由で月の名前が決まったそうです。
人の名前から付けられた月名がある?
7月は『July』。
ユリウス暦を創った共和政ローマ末期の政治家ユリウス・カエサル(Julius Caesar)が由来です。
もともと7月は「5番目の月」を意味する「Quintilis」だったのですが、ユリウス暦を採用する際に自分の名前を入れたといわれています。
8月は『August』。
ローマの初代皇帝アウグストゥスが由来とされています。
ちなみにアウグストゥスは負けず嫌いで、自分の生まれた月が小の月(30日までしかない月)なのは許せない!ということで30日までだった8月を7月と同じ31日に1日増やしたとか。
8月の日にちが増えた分、一番最後の月である2月で日数の調整しました。だから、2月の日にちが少ないんですね!
面白いですよね!
意味を知って、英語の月名を覚えることができました。