2020年12月中頃にふたご座流星群が見られるチャンスが到来です。1時間に約60個の流れ星が見られると予想されています!
たくさんの流れ星が見られるだけで幸せな気分になります。
星空観察は夜になりますので、寒さ対策を忘れずに楽しんでください。
流星群とは?
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星空の中のある点の付近を中心として複数の流れ星が流れる現象です。
現在約110個の流星群が知られています。
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「しぶんぎ座流星群」(1月4日ごろ)
「ペルセウス座流星群」(8月13日ごろ)
「ふたご座流星群」(12月14日ごろ)
そのある点(放射点)付近にある星座や恒星の名前をとって流星群の名前になっています。
ふたご座流星群とは?
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ふたご座流星群は、三大流星群のひとつで、ふたご座の2等星であるカストルの近くを中心として、放射状に流れ星が流れていきます。
ふたご座流星群は1時間に50個以上もの多くの流れ星が見られるチャンスがあります。
流れ星の活発な時期がちょうど新月のころなので、月明かりの影響を受けることなく流れ星が見られそうです。
ふたご座流星群の見つけ方は?
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ふたご座は、日没後から東の空に昇り始め、南の空高くに時間とともに移動していきます。
観測する時間帯で星は移動していきますが、まずはふたご座にほど近くて見つけやすいオリオン座の3つの星を探してみましょう。
その3つ並んだ星からほど近くに、2つの明るい星があります。
それが、ふたご座を形成しているカストルとボルックスです。
ふたご座の星座線を結ぶと、ちょうど漢字の北という字を縦に長く伸ばした感じです。
ふたご座流星群は、カストル付近を中心として放射状に星が流れていきます。
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ふたご座流星群が見やすい時間帯は?
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2020年のふたご座流星群の活動期間は、12月5日~12月20日頃で、最も活発に流れるのが12月13日午前9時といわれています。
観測しやすい時間帯は、日没後からほぼ一晩中で、特に好条件となるのは12月13日午後9時頃からです。
14日の深夜2時頃には、流星群の中心点である星のカストルがちょうど真上に位置するので、流星が真上から降ってくるような体験が出来そうです。
ふたご座流星群を観測のおすすめの方法
・なるべく街頭や明かりの少ないところで観測をしましょう。
・時間帯によって流星群が真上にくるので、首が辛くなりそうならシートの上に寝転んでみるのもいいでしょう。
・寒さ対策は万全に。カイロや毛布、温かい飲み物の準備など。
流れ星に願いをすると叶う?
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また流れ星に願うと叶うという吉兆の伝説は日本では昭和に入ってからが多く、日本各地でいろいろな形で伝えられています。
流れ星に願うことは、世界に残っていますが、3回唱えたり、流れ星が出ている間は神の耳に伝えられるなど、キリスト教を背景にしているものが広まっているようです。
特に3度唱えるというのは、西洋のやり方が融合しながら変化し現代に続く流れ星伝説になっています。
流れ星を吉兆とする伝説
日本全国の地域には、その地域独特の伝説が残っていました。
・鹿児島県枕崎市:病人が流れ星を見ると早く良くなる
・福井県坂井市:流れ星を見ると良いことがある。
・岡山県浅口郡:ヌケボシと言えば幸福になれる
・青森県津軽郡:「金欲し」と言えば金持ちになり、「八寸」といえば背丈が伸びる
・静岡県榛原郡:好きな女の名前を3度唱えると嫁にすることができる
・福井県坂井郡:女子が流れ星の消えないうちに運針の真似をすれば裁縫が上手くなる。