なぜ夜に洗濯物を干すと縁起が悪いのか?
昔から日本では「夜に洗濯物を干すと縁起が悪い」といわれてきました。
とはいえ、夜の間に洗濯して干しておくと、翌朝の忙しい時間を有効にできますよね。
そもそもなぜ夜の洗濯物は縁起が悪いのでしょうか?
それにはいくつか理由があります。
その昔、着物には以前来ていた人の霊が宿っていると信じられていました。
でも捨ててしまうのはもったいない!
リサイクルするための習慣が「死後、長い間着物を干す」ということだったのです。
ここから夜通し洗濯物を干すと、不幸な死を迎えた着物の霊がやってくる、という言い伝えができました。
この言い伝えにまつわる都市伝説が他にもあります。
「夜に町を浮遊している幽霊が洗濯物に乗り移る」というものです。
どちらにしてもあまり良い気持ちはしませんよね。
ほかにもある!夜に干してはいけない理由
ほかにも、昔は赤ちゃんのおむつは布でしたから、赤ちゃんの洋服や布おむつを夜干しすると、夜露がついて → 湿る → 冷たい → 夜泣きする、という考え方がありました。
風水的な考え方でいうと「夜に干すと洗濯物が陰の気を吸って」しまいます。
陰の気をまとった洋服を着て過ごすのは、洋服を着ている本人の気がよどんでしまうことにつながります。
中には夜に活動する虫たちが洗濯物についたり、中には卵を産み付けたりするものも・・・!
夜に活動する虫たちは、蛾やカメムシ、ナメクジなどがいます。
こちらもあまりいい気はしませんね・・・。
とはいえ、現実に朝はとても忙しいもの。
洗濯機にタイマーをかけたり、あと5分早めに起きたり、なんとか工夫して朝に干すようにしたいものですね。