日本に伝わる年中行事は、陰陽道と関係があるってご存じですか?
7月7日の七夕も陰陽道と関係のある行事です。
織り姫と彦星が年に一度の出会いをするといわれる伝説は有名ですね。
陰陽道由来の七夕に縁結びや無病息災を願う、開運素材もご紹介します。
陰陽道が由来の年中行事
7月7日の七夕も、実は陰陽道と関係があり、奈良時代に朝廷が陰陽道の「星辰信仰」を取り入れ、これが大衆化したもの、といわれています。
星辰信仰というのは、太陽や月、星などを神秘的な力を持つものとして崇めるものです。
星辰信仰から占星術にもつながります。
北極星や北斗七星などを拝める対象としていることもあるそうですね。
北斗七星でいうと・・・1月7日の行事・・・。
そう、七草がゆです。
「七は七星に通じ、七草を食べると延命息災効果がある」という呪術が基となっています。
2月の節分は陰陽道の星祭りが由来。
節分を境に年をわけ、自分の星回りに当たる星をまつり祈るという星祭りを行っていました。
これに神道の鬼退治の儀式が合わさった、とされています。
3月3日の桃の節句は「巳之日祓(みのえはらえ)」という禊ぎの儀式に関係しているといわれています。
陰陽道では、3月の巳の日に人形に自分の体の穢れを移し、川や海に流して厄除け祈願をしました。
この儀式が後の室町時代に入り、桃の節句に取り入れられ、人形を飾る習慣になったといわれているのです。
単なる女の子の行事ではなかったんですね。
このように陰陽道は私たちの年中行事に深く根付いています。
七夕で開運!
七夕に食べると良いとされるのは「そうめん」です。
そうめんは古代中国で「索餅(さくべい)」と呼ばれた小麦粉料理です。
ある時7月7日に亡くなった子どもが、鬼となって疫病を流行らせます。
困った住民たちは、その子が好きだった索餅を供え、疫病を鎮めたという伝説から7月7日にそうめんを食べ、1年の無病息災を祈願するようになりました。
索餅には麺とお菓子の2種類があります。
麺はそうめん。
お菓子は揚げ菓子です。
麺の索餅を適当な長さに切ってねじり、ごま油で揚げたものです。
見た目はチュロス?ドーナツ?
砂糖をかけたり、蜂蜜をつけたりして食べると美味しいですよ!
麺状のものを絡めて作るので、縁結びに効果があります。
普通のそうめんも縁結び運をアップさせる開運料理です。
7月7日、そうめんを頂いて、縁結びをアップさせましょう!