もうすぐクリスマス。
あちこちでクリスマスツリーを見かけると
なんだかテンションが上がってきますよね(笑)。
近年は、多種多様なツリーオーナメントがあり、
きれいで、とても幸せな気分になります。
元々のツリーオーナメントはシンプルで
とても深~い意味があるのです。
ではさっそくクリスマスツリーの飾りに込められた意味をみていきましょう。
クリスマスツリーの由来とは?
クリスマスツリーの始まりは8世紀のドイツです。
冬でも枯れない生命力が強い「もみの木」を飾っていたのが始まりだとされています。
それは創世記二章に記された命の木に起源をもちます。
聖書には、エデンの園の中央には命の木に加えて、善悪の知恵の木がありました。
その木の実は「決してとって食べてはならない」と神様に言われていましたが、
アダムとイブは蛇の誘惑に負けて、その実を食べてしまいます。
その結果、人間は「物事の良し悪しの判断」をあたかも神のように主権を振りかざす存在になったと言われます。
リンゴをツリーに飾るのは、アダムとイブのように
「人間が神になり替わろうとしていないか?」
という警笛を意味しています。
ツリーの飾りには深い意味がある
クリスマスツリーのてっぺんには大きな星が飾られています。
この星は「トップスター」といいます。
意味は「希望の星」。
芸能界でも「トップスター」という言葉が使われますが、まさに希望の星ですよね。
もみの木のトップスターは、東方にいた賢者たちをイエス・キリストが生まれたベツレヘムへと導いた「ひときわ輝く大きな星」を表しています。
またイエスが世界を明るく照らして、人々を闇から救うという意味もあります。
つまりクリスマスは私たちの中にある「闇」に光が照らされる時だともいえます。
では私たちの中にある闇とはどんなものなのでしょうか?
闇には3種類あるといわれています。
1)悩み
誰もが悩みを持って生きています。
一時的なものであればよいけれど・・・
すぐに抜け出せたら良いけれど・・・
それは時に、私たちを闇に包まれたような気分に追い込みます。
2)うらやみ
「うらやみ」とは、人をうらやむことです。
他人と比較して落ち込んだり、そういう視点で人を見ることです。
この闇もとても深いもの。
自分が劣っていると思えば落ち込み、優っていると思えば優越感に浸る・・・。
それはとても不安定で、心を健康な状態にはしません。
3)悔やみ
「ああすればよかった」・・・ 後になって悔やむことがあります。
でも時間を戻すことはできませんし、やり直すことはでいません。
悔やんでも悔やんでも、そこから解放されるのは難しいものです。
クリスマスは浄化のチャンス
悩みやうらやみ、悔やみは私たちの心の中に存在するものです。
目を背けても、なくなるものではありません。
上手につきあっていくくらいの気持ちの方が、楽に生きられるのではないでしょうか。
そんな3つの闇に少しでも光が当たることをイメージしてクリスマスツリーを眺めてみてはいかがでしょうか?
トップスターの光が、心の闇を浄化して新しい年に向かっていけるような気がします。
今年のいろいろあったことも、あわせて浄化してみましょう。
ツリーの星からあふれる光が、体を包み込んでいく・・・
そんなイメージをするだけで、闇の浄化が始まっていきます。
クリスマスは単なるイベントとして終わらせずに浄化させる機会として生かしていくと、幸せを引き寄せることができますよ。