流行っているお店や旅館の玄関先に、盛り塩がされているのを見たことはありませんか?
盛り塩の歴史を探ると、納得のいく効果がありました。
盛り塩を自宅でするにも、正しいやり方が大切です。こちらでは逆効果になる盛り塩のやり方の注意点もまとめてみました。
正しいやり方で福を取り込んでみてください。
盛り塩とは?
塩を皿に盛って、空間を浄化し運を寄せる働きがあるといわれています。
盛り塩の起源は、古代中国で千人もの側室を抱えた皇帝が毎晩牛車に乗って出かけ、牛が止まった家で一夜を過ごしたそうです。牛は塩が大好きで、気を引きたい側室が家の戸口に塩を持っていたことから、客を招く縁起物として伝えられるようになったそうです。
その後日本に伝えられ、厄除けの意味も込められたといわれています。
塩には、空間やモノを浄化する働きもあるといわれています。
お相撲さんが相撲を取るときに土俵に塩を投げ入れるのはそのためです。
またお葬式に行った時も、悲しみを引きずらないよう塩を体や足元に巻いたりします。
盛り塩のやり方は?
①その場をきれいに掃除をする
まずは家の中をきれいに整頓、そしてお掃除をしましょう。
人が家を訪問するとき、きれいに家の中をお掃除するのと同じで、良い気を取り込むには家の中をきれいに整頓・清掃しておきましょう。
②塩とお皿を準備する
基本は白ですが、恋愛・仕事などの厄除けではピンクや青い皿にしたりその年のラッキーカラーで選んでもOK。
盛り塩は、自由度が高いのです。
お皿がなければ和紙で代用します。
③塩を円錐形に盛る。
最近では100均に盛り塩の形を作る道具も売られています。風水にあやかって八角の形も見かけることがあります。
もし型なくても、厚紙を円錐にして、その中に塩を押し入れるとできます。
形は決まりはないので、感覚で自分が良いとするものでOKです。
塩の高さが高いほうが厄除けなどの効果が高まることはないので大さじ一杯を盛るだけでも大丈夫です。
④盛り塩を場所におく
どこに置くのがいいのか、次からお伝えしていきます。
盛り塩の正しい置き場所は?
盛り塩はどこに置けばいいのでしょうか?
置いたほうがいい場所、置かないほうがいい場所について知っておきましょう。
玄関に盛り塩を置くやり方は?
玄関は家に入るために通る場所で、玄関は内と外の境界でもあります。
負のエネルギーの侵入をブロックしたいとき、またはお客さんを呼び込んで商売を繁盛させたいときには玄関に盛り塩を置きましょう。
いろんなやり方がありますが、1つでも玄関を挟んで2つ置いてもどちらでも大丈夫です。
トイレには盛り塩を置かないほうが無難
トイレはに関しては、いろんな意見がありますが、不浄な場所ととらえ、かえって置かないほうが無難とされています。
置こうか迷うなら置かないほうがよさそうです。
枕もとに盛り塩は置かない
盛り塩は厄を吸い取るので、枕元に置くと悪い夢を見やすくなるといわれているようです。
逆効果!盛り塩の注意点は?
盛り塩を置くことでお客さんを呼び込んだり、厄のブロックをしたりの期待される方も多いことでしょう。
しかしやり方次第では、せっかくの盛り塩も逆効果になります。
ここで盛り塩を行う時の注意点があります。
まずは家の中を清掃し、清めてから盛り塩をする
盛り塩をすることで、悪い気を家に閉じこめないようにしましょう。
放置は× 定期的に交換すること
通常は1日と15日など、定期的に新しいものに取り換えるとされます。
継ぎ足しは基本NG
もし、汚れたりぬれたりした場合はその都度新しく交換します。
家の中が散らかっていては逆効果
盛り塩を行うようになって、家の中が散らかっていると盛り塩効果は激減です。
粗雑なところは邪気が集まりやすいといわれています。
盛り塩の効果を期待するなら、家の中をきれいに整頓し空間を開けておきましょう。
盛り塩で使った塩は食べない
盛り塩の塩には負のエネルギーや湿気を吸収しています。
交換前の盛り塩を食べると、負のエネルギーを体に取り入れることになりますので、終わった後の盛り塩は、可燃ごみとして処分しましょう。
盛り塩の塩、適切な塩の種類は?
食卓塩にはうまみ添加物が含まれていますので、盛り塩には適していません。
盛り塩に使う塩は天然由来の粗塩がおすすめです。
岩塩も〇
まとめ
盛り塩の歴史から、玄関前に置くとお客さんを呼ぶという縁起の良いものといわれるようになりました。
また、塩には厄を払ったり浄化の作用があることから、
塩を置くことで空間の浄化や負のエネルギーをブロックするためにも
盛り塩を置くようになったといわれております。
盛り塩は正しいやり方で行うことで、効果が期待できます。
正しいやり方でしないと、盛り塩がかえって逆効果になることをご紹介しました。