成田山横浜別院とは?
成田山横浜別院(なりたさんよこはまべついん)は別名を成田山延命院(えんめいいん)といい、また地元では土地の名前を取って野毛山不動尊と親しまれています。
はじまりは成田山大本山の遙拝所でした。
小さな横浜の一漁村が各地からの移住者によって大きな街に発展し、成田山を信奉していた関東の方々のお声で、成田山大本山の遙拝所として明治3年に開かれました。
その後信者の増加から手狭となり、明治10年に成田山別院として「成田山延命院」の寺号を受けました。
大本山成田山新勝寺には別院が8つあり、こちらの成田山横浜別院はそのうちの1つです。
ご本尊は不動明王です。
こちらに安置された不動明王は理源大師による御作で、徳川家の秘蔵仏でした。
祈願の本尊として賜り以来、成田山の住職にて毎朝祈願されていましたが、明治3年に横浜別院が開創に伴い、遷座奉安されました。
以来、 人々のさまざまな願いを毎日ご本尊不動明王に祈願しています。
願い事が叶うという口コミの多い祈願霊場です。
成田山横浜別院では毎日護摩だきが行われている!
護摩だきとは、護摩祈願のことで、火を利用してさまざまな願いをご本尊の不動明王に祈願する儀式のことです。
護摩祈願で使われるのが細長い薪の形の『護摩木』です。
護摩木には不動明王を表わす梵字が刻まれており、この梵字の下に名前や願い事を書いて受付で申込みます。
護摩木は太さによって料金が異なり、こちらの成田山横浜別院では 細い物から500円、800円、1000円から選ぶことができます。
護摩祈願ではこの護摩木を不動明王の火の中に投入し、所願成就を祈念します。
直接参拝に来られなくても護摩祈願を電話やFAX、Eメールでも受付けているそうです。初穂料は3千円~。
遠方に住んでいても祈願をしてもらえます。
護摩祈祷の度に火をおこす作業をするわけですが、慣れていない人がすると火がつかなかったり火が大きすぎて火災のおそれがあったりと、これはご本尊のお不動様と精通した方でないとできないのだそうです。
この護摩祈願を、この成田山横浜別院では毎日4回以上も行われています。
参拝者はお祓いしてもらえる
さらにうれしいのは、その後に参拝者に向かってお祓いをしてくださることです。
よく神社では棒の先に白い紙の束がついたフサフサしたもの左右に振って神主さんがお祓いをして下さいます。
このアイテムと大幣(おおぬさ)といいますが、 これでお祓いをしてもらうとスッキリ感も格別です。
多くの神社では大幣でお祓いをして下さる時って大きな行事の時や、祈願料を納めた人だけが入ることができる場所にて行われる時ではないでしょうか。
しかしこちらの成田山横浜別院は、お賽銭だけ護摩の見学とお祓いもしてくださいます。
お祓いをすることでキレイになった空間に幸せが舞い込んでくるのだと思います。
護摩祈願は、毎日9時、11時、13時、15時に行われており、さらに縁日や特別申し込みがあった場合、お正月期間は回数も増えるそうですので、
詳細は横浜成田山に問い合せてみてください。
成田山横浜別院 の御朱印は?料金は?
成田山横浜別院延命院でも御朱印を頂くことができます。
御朱印や護摩木の申込、お守りをいただくのもすべて本殿入って左の受付になります。
御朱印の初穂料は1枚300円。
もし御朱印帳を忘れてもオリジナル御朱印帳の販売もありますし、御朱印だけでもいただくことができます。
成田山横浜別院 アクセス
アクセス
成田山横浜別院 | なりたさん よこはまべついん |
住所 | 〒220-0031 神奈川県横浜市西区宮崎町30 |
地図 | |
電車 | ①JR・市営地下鉄「桜木町」駅より野毛ちかみち・南1出口より徒歩5分 ②京急急行「日の出町」駅より左に野毛坂信号方面へ徒歩10分 高台にありますので階段を上っていきます。 |
車 | 首都高速「みなとみらい出口」より約5分 |
駐車場 | 専用駐車場なし。近くのパーキングを利用のこと |
電話/FAX | 045-231-4935 / 045-231-8739 |
営業 | 平日 午前9時~15時 土日祝 午前9時~15時 縁日 毎月1日、15日、28日 午前7時~17時 |
HP | http://yokohamanaritasan.com/ |