ナチスを導いた占星術師
占い師が裏で暗躍し、政治や社会を動かしている・・・
そんな話を聞かれたことがあるかもしれません。
今回はナチスドイツを導いたといわれている占い師についての話し(前編)です。
カル・クラフトは、大学で占星学研究をしていました。
1939年11月2日、ナチス国家保安部にいた友人に一通の電報を送りました。
「ヒトラーのホロスコープに11月7日~10日の期間で、大変危険な兆候が見られる。」
「爆発物による暗殺も視野にいれて対策しておくとよいと思う」
といった内容でした。
そして11月8日、本当に爆破事件が起こったのです!
念のため、簡単な演説で早々に立ち去った直後の爆発でした。
警戒していなければ、確実に巻き込まれていました。
この一件で、カル・クラフトはナチスに登用されます。
ナチスが占星術を使って連勝
それからのナチスは歴史が物語っているように「連戦連勝」。
ナチスもカル・クラフトの占いを利用していきます。
「領土を拡大することがノストラダムスの預言や占星術にでており、必然的な運命なのである!」
領土拡大の戦争が正しいことであると占いを使って猛アピールしたのです。
実際に攻撃開始日は占星術で決めていたようです。
なぜなら、ドイツ軍の攻撃開始日とヒトラーの占星術上の吉日がかなりの確率で一致しているからです。
ではその具体例について見ていきましょう。
・・・とこの先は、後編にて続きをご覧ください。